3月23日天理練成会の練習
練習内容
柔軟体操→受け身→手解き→
合気捕り→木の葉返し→手鏡→
簡単四方投げ→突きの防御→
スパーリングでした
今回の練習では
少し実戦を意識した練習にしました。
普段の練習で技を掛ける場合は
相手が素直に技を受けてくれて
練習が成立する形で
練習していますが
実戦ではそんなに簡単に
技は掛かりません。
例えば
突きを練習するときに
サンドバッグが逃げたら
突きの練習にはなりませんが
実戦では
相手は突きを躱そうとします。
躱そうとしている相手に
突きを打ち込もうとしても
突きはなかなか相手に当たりません。
ですから実戦では
相手の攻撃の途切れたところを狙ったり
相手が力みで体勢を崩すのを狙ったり
こちらからフェイントを使ったりしながら
相手に無理やり隙を作って
どうにかして突きを当てようとします。
関節を極めるような技でも同じです。
こちらが
どの技を掛けようとしているかを
相手が理解していて
その技を知っていて
その技を掛けさせないように抵抗をすれば
技は掛かりません。
技を相手に掛けるときに大切なのは
どの技を使うかを考えながら
技を掛けるのではなく
状況に応じて
掛けることのできる技を
そのときに選択することが大切です。
打撃のスパーリングをしている時も
相手の隙に合わせて出す攻撃を
瞬時に選びだす攻撃が
最も相手に当たりやすいのと同じです。
突きや蹴りは
1万回練習すれば
それなりに実戦で使えると言います。
突きを100回練習するのと
関節を攻撃する技を100回練習するのでは
かかる時間が全然違いますし
相手がいてくれなければ
関節を攻撃する練習はできません。
相手の関節にダメージも蓄積します。
1万回相手を投げるのは
相手にとっても
自分にとってもかなり大変です。
突きや蹴りと同じように
何回も何回も繰り返し練習しにくいです。
ですから1回1回の練習を大切にして
自分の感覚を研ぎ澄まし
1回の練習を密度の濃い練習にしてください。
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