4月11日古武術メインの練習でした。
4月11日大人の部の練習は
型→型の分解動作を軽くおさらい
→手解き→合気捕り→抜き合気
→襟捕り・袖捕り→寝技→
スパーリングでした。
手解き・合気捕りは
最初のうちは誰にでもできるように
テコの原理で練習します。
まずは、
相手に握られた位置を
変えることはせずに、
手の中に点を作り、
それを中心に肘と指先を
動かすことで外します。
次にその手の中の点を
誘導して動かしながら
テコの支点が動くような
技になっていきます。
そして最後には
点もテコもなくなる
抜き合気という状態になりますが。
今回は
この抜き合気メインの練習でした。
この技のコツは力を抜くことですが、
勘違いしてはいけないのは
力を抜きすぎないことです。
力を抜きすぎることで
相手のいいようにされては
何の意味もありません。
例えば相手が自分の手を持って
下に押し下げようとしてる時に
この相手に対して力の抜き方とは、
出来る限り骨で身体を支えるという事です。
背骨を真っすぐに保ち
身体がゆがむことで
無駄な力が出てしまうような状態に
ならないようにします。
この力みのない緩んでいる状態から
力むことなく、
予備動作をなくし動き出すことで、
相手に自分の動き出しが
察知されにくくなります。
そして相手が
自分の動きを察知していない状態から
動き出すわけですから
相手はだまし討ちにあったような感覚になり
力を入れる間もなく
技が掛かってしまうという事になります。
これは合気捕りについての説明ですが
他の技についても結局は同じ理屈です。
まずは合気捕りでしっかりと練習し
力を抜く・力を抜きすぎない
という感覚をみにつけてください。
寝技は
マウントポジションからの
エスケープの練習でした。
マウントをとっている方の人は
相手に乗っかりすぎてしまうと
逆に重心をコントロールされて
返されやすいので
乗りすぎないように注意してください。
下になっている人は
慌てずに相手の重心の位置や
手足の位置を把握して
相手をコントロールできる糸口を
探してください。
練習中なので相手は自分に
危害を与えるつもりはありません。
ですから練習中は
できるだけ落ち着いて相手と自分を
観察する癖をつけるようにしてください。