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tanimura

9月5日 わざと技を掛けられる


9月5日の大人の部の練習

練習内容は

柔軟体操→受け身→型→

分解動作→手解き→

合気捕り→スパーリングでした。

今回の練習は古武術中心の練習でした。

今回の練習の前に

前回体験に来られた

Nさんとしていた話の内容を

少し書こうと思います。

Nさんの以前まで通われていた道場では、

わざと技に掛かり、

技が掛かっていても

掛かっていなくても

相手が倒れてくれて、

まったくその技を知らない人には

技が掛けれないような内容の

練習だったそうです。

この練習内容に

Nさんは納得できていなかったようです。

私たちの練習でも

基本的には

技にはわざと掛かってもらいます。

技の形や理屈が理解できてないうちに

相手に抵抗されて

技を掛けにくい状態を

作ってしまうような

練習をしてしまうと、

技の形も変わってしまいますし、

身体の使い方も

力みがたくさん出て、

おかしな身体の使い方や、

技の形になってしまいます。

パンチの練習を始めたばかりの人が

サンドバッグを叩くときに

サンドバッグが

躱してしまうようなことがあっては

パンチの練習にはなりません。

しっかりと相手のパンチを

受け止めてあげるのが

サンドバッグです。

例えばサンドバッグだと

いいパンチが打てた時には、

いい音が鳴ったり、

揺れたりします。

人が技を受けてくれた時には

その音の代わりに

言葉で伝えてあげることが出来ます。

少し角度が違うとか、

距離が違う、方向が違う、

足の位置が違う、などなど。

こうしてお互いに

相手の技を受けて

相手にアドバイスをしあうことで、

お互いに上達していきます。

そのためには、

しっかりと

サンドバッグになってあげる

ことが大事です。

自分の技が掛かりにくくて

イライラして力が

入りすぎてしまったり、

わざと相手の技を

掛かりにくくしてしまったり

という状況はよく在ります。

このような状況を

作り出してしまうと

怪我の原因になったり、

人間関係が

ぎくしゃくしたりしてきます。

こうなっては

良い練習は出来なくなってしまいます。

自分のためにも

相手のためにも、

良いサンドバッグになって

練習をしてください。

ただ、

勘違いしてはいけないのは、

このままで終わってしまっては

いけないという事です。

ただただサンドバッグに

いいパンチを打てるようになっても

そのパンチは

実戦では使えないのと同じで

古武術の技も

サンドバッグ代わりの人に

どんなに上手に

掛けれるようになったからといって

使い物にはなりません。

しっかりと技を覚えて

ある程度掛けることが

出来るようになってきたら、

今度は抵抗している人や、

動きの中で

掛けていく練習が

大事になってきます。

しかし

相手の関節を

攻撃するような技が多いので

お互いに慎重に

怪我をしないように

練習しなければなりません。

そのため多くの道場では、

踏み込んだ練習をするところが

減っています。

武術の練習で怪我をして

仕事を休んでしまわなければならない。

そんなことのないように気を付けて

これからも練習しましょう!

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