2/6 膝を抜くことで地面と仲良しに
2月6日大人の部の練習
練習内容
柔軟体操→受け身→型→
足の使い方練習(打撃)→
手解き→合気捕り→手鏡→
木の葉返し①②③→
スパーリングでした。
今回の練習で特に意識したのは
地面の反動を使う練習でした。
その感覚を掴むために、
左フックのボディーブロー・回し蹴り・
首相撲からの膝蹴りを練習しました。
地面の反動を使うというのは
どういうことかというと、
その場でジャンプするところを
想像すると理解しやすいと思います。
その場でジャンプをしようとすると
一瞬かがんで膝を落としてから
ジャンプをすると
飛びやすいと思います。
この時、
自分の体重を床に一瞬で落とすことで
地面からの反動が生まれ
さらに使いたい筋肉が
突然伸ばされることで
筋肉に反射が起こり
筋肉が縮みやすい状態になり、
パワーをだしやすくなります。
その膝・股関節・足首の使い方を
色々な打撃を打つためにします。
ただこの使い方は
力をためる動作になるので
相手にわかるようにしてしまうと
隙や居着きになってしまいます。
ですから
動きの中で
自然と溜めることが出来るタイミングや、
バレずに一瞬で溜めれるように
工夫していく必要があります。
注意してください。
他にも溜めが一切ない
水の身体を使う打撃や
自分の身体をつっかえ棒にして使う
槍の突きがあります。
状況に応じて
使い分けなければなりません。
まずボディーブローの場合は
斜め前に踏み込んでから
相手のレバーにフックを打つ練習でしたが、
この場合は踏み込んだ状態が、
ジャンプでいうところの
かがみこんだ瞬間です。
踏み込んで
足に体重が乗り切ったところで
フックを打ち出すと
地面の反力と自分の足の筋力が
フルに発揮できます。
この時に力んで
頭の位置が足の範囲からはみ出てしまうと
バランスが崩れて
力のないパンチになってしまいます。
しっかりと
推手で身に着けた
身体の位置に常にいるようにしてください。
回し蹴りの場合は、
前にある足でも後ろにある足でも一緒で
まずは、
蹴りたい足に体重を乗せます。
最初のうちはしっかりと
自分の体重を味わうぐらいのつもりで
片足に体重を乗せ
飛び込むぐらいのつもりで蹴りを出します。
上手く地面の反動が
使えるようになってきたら、
動きをどんどん小さくしていきます。
慣れないうちは
隙だらけの蹴りになりますが、
まずは大きく強い蹴りを
蹴れるようになってください。
そこから小さく強い蹴りに修正していきます。
膝蹴りは
首相撲から
ボディーに膝蹴りを入れる練習でした。
首相撲で
相手を斜めにこちら側に引き込んだ時に
相手がしっかりと崩れて
こちら側に誘導されると
その方向の自分の足に
体重が乗ってきます。
膝蹴りではこれが
踏み込みになり、
この反動で膝蹴りを出すと
強い膝蹴りになります。
注意するのは
この時に膝が上に
挙がりすぎないように
しっかりと相手に膝を刺すような角度で
前に蹴りを出します。
地面の反動で膝は簡単に挙がってくるので
膝を挙げるというよりは
前に出すイメージを強く持ってください。
これらの練習は
以前に練習した
膝を抜いて
重力を使う移動にもつながっています。
また、質問があれば
何でも聞いてください。