4/15 立ち方(特に足裏)
4月15日天理練成会の練習でした。
練習が始まって少し経った頃に
男性が一人体育館に来られてましたが、
係の方だと思い込んでいました。
後々、もしかしたら
見学の人だったような気がしてきました。
もし見学に来てくださって、
声もかけずに
ほったらかしにしてしまい失礼しました。
m(__)m
練習内容は
軽くミット練習
立ち方
力の抜き方
推手
スパーリングでした。
今回練習した立ち方を
説明したいと思います。
以前のブログでも
説明していますが、
そこも参考にしてください。
立ち方は
どのスポーツでも
武道でも
日常生活でも大切です。
そして基本は全て同じです。
一番大事なのは足裏です。
足裏がしっかり使えていないと
その上のパーツは全てずれてきます。
どのように足裏を使うかというと、
まず、
足裏の中心を知ることです。
足裏の形は
他の4足歩行の動物と比べて
人間の足裏は長細いです。
ですから足裏の中心を
人間の足裏で考えると悩んでしまいます。
図形的に中心部が中心なのか、
よく言われるのが
親指に力を入れるという事なので
その周辺なのか、
それとも足裏で一番大きな骨の
踵部分なのか。
悩むところです。
足の速い4足歩行の動物の
ふくらはぎ部分を
想像してみてください。
ものすごく細いと思います。
では、
なぜ人間のふくらはぎは
こんなにふっくらとしているのか。
それは2足で直立して
バランスをとるためです。
ですから、
下腿(膝から下)の
筋肉が発達しています。
しかしこの筋肉は
バランスをとるための
細かい働きをする筋肉です。
この細かい働きをする筋肉を
加速のために使おうとすると、
もっと大きな筋肉、
殿筋や太ももの裏の
ハムストリングに負けてしまい
効率よく加速することが出来ません。
ついつい足首を返すことや
親指を使うことで
加速させたくなってしまいますが
自分の足の親指を見てみてください。
太ももの大きな筋肉を
受け止めるだけの
十分な大きさや強さを
持っているようには
見えないと思います。
ですから
この4足歩行の動物にはない
足の先の部分には
力をかけるべき中心は
ないという事です。
では、
どこが中心かというと
下腿の太い方の骨(脛骨)の真下です。
踵の少し前ぐらいです。
その部分に
自分の体重を乗せていくと
足裏全体にまんべんなく
体重が乗ってきます。
まんべんなく乗ってこなければ、
その位置が間違っているか
足から上の身体が
まっすぐではないかです。
次に気を付ける部分は腰です。
腰に力が入ってしまい
反ってしまってはいけません。
立つときに大切なのは
脱力です。
ほとんど筋肉を使うことなく
骨中心に立つことが大切です。
使う筋肉は
お尻の筋肉少しと、
お腹をへこます筋肉少しぐらいです。
お腹を少しへこまして
尻尾の骨(仙骨)を
前に巻き込んで
肛門を締めます。
そうすることで
へそより少し下の身体の奥にある、
いわゆる丹田あたりに
力が(感覚が)集中します。
次に大切なのは頭の位置です。
両肩を結んだ線上に
頭を乗せることで
首の筋肉や背中の筋肉を
働かせる必要なく
頭を安定させることが出来ます。
少し簡単な説明ですが、
概ねこの様な事に
気を付けてもらえると、
正しい立ち方に近づくと思います。
今回は足裏を細かく説明したので
それ以外のところは
軽い説明にしておきます。