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tanimura

4/22 水のように身体を使う。


4月22日天理練成会の練習

練習内容は

体幹を使って打つ突き

抜き合気の一つ前

後ろ攻め捕り

スパーリングでした。

体幹を使って打つ突きは

最近よく練習していますが

突きは、

この突き方だけではありません。

以前にも説明したように、

鞭の突き・槍の突き・水の突きと

3種類あり、

そのうちの

槍の突きの補足として

練習しています。

色々な突きを使い分けることで

色々な間合いやタイミングで

攻防が出来るようになります。

抜き合気の一つ前の練習は

技は概ね全ての技を①②③と

段階を分けて練習していますが

③を身に着けるための

準備の練習です。

①はテコの原理のみで掛ける入門技

②は相手と接触した時に

 相手に合気をかけて

 肩をとる掛け方

③は抜き合気で技を掛ける事です。

技の習得の流れとしては①→②、

①→③です。

今回の練習では①→③の

①と③の間を練習しました。

例えば相手に腕を握られた時に、

ついつい力を使って

引きはがそうとするのではなく、

力を抜いて動ける方向

(相手の力の流れ)を感じて

動いていく練習です。

そのためには

自然とその方向に

腕を動かすことが出来るように

まずは、

腕全体の力が

抜けていなければなりません。

手首・肘・肩・肩甲骨・鎖骨・胸骨・肋骨。

骨と関節を混ぜて

表現してしまっていますが。

腕を十分にコントロールしようと思うと

最低これぐらいは

意識しなければなりません。

次に大事なのは

腕がコントロールできる位置に

移動するために

足の力も抜いていなければなりません。

特に大事なのは股関節です。

他にも固まっているパーツがあると

どこかで動きが固まってしまいます。

力を抜くといっても

フニャフニャになる

という事ではありません。

必要最低限の力は残しつつ

力を抜くという事です。

身体の動きのスムーズさを

水に例えると、

気体・液体・個体の状態に

分けることが出来ると思います。

この気体の状態の時は

全く力が入っていなくて

筋肉が弛緩している状態、

液体の状態の時は

必要最低限の力が使われていて

身体がスムーズに

動くことが出来る状態。

個体の状態は

力が入りすぎていて

思うように身体を動かすことが

出来ない状態です。

氷だけのままでは

川を流れることはできません

出来ればすべてが水の状態で

身体を使うことが出来れば

いいのですが、

そこまではなかなかたどり着けません。

ある程度以上水があると

川を流れることが出来ます。

氷の量が多いと

最初は流れても

どこかで詰まってしまって

川の流れはせき止められます。

どうにかギリギリでもいいので

川を流れることが出来る量の

水でいることを

こころがけてください。

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