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tanimura

5/13 背骨をイメージする 伸筋で握る


5月13日天理練成会の練習

特に背骨の使い方と、

伸筋の使い方について練習しました。

背骨のイメージというと

だいたいは

背中に長い棒が入っているような

イメージを持ちがちですが、

背骨は

頚椎7個・胸椎12個・腰椎5個の

計24個の骨から出来ています。

姿勢が悪い人の背骨を

曲がっていると表現しますが、

それは違います。

それぞれの背骨が

動くのに得意な方向

苦手な方向があり、

曲がるのが得意な方向に

動いた状態でキープされているだけです。

ですから姿勢の悪い人や、

側弯症と診断されたような人でも

骨自体に変形がなければ

その姿勢は直すことが出来ます。

簡単に説明してしまうと

背骨を動かす練習を

すればいいだけです。

背中の真ん中を触っていくと

ほぼ等間隔に

骨の出っ張りがあり

それが骨一本一本と思ってもらって

ほぼ間違いはありません。

その骨一本一本を

左右に倒したり捻ったりして

動かしてみると

骨一本ずつに苦手な方向

得意な方向があることが

感じることが出来ます。

最初は一人で確認するのは難しいので

パートナーを付けて確認してみてください。

慣れてくるとお腹の方向から

指を軽く当てて

概ね骨一本ずつ指の位置を変えて

確認できるようになってきます。

その骨一本ずつの

動きの得意、不得意が

姿勢の良さ悪さにかかわっています。

ですから、すべての骨が

同じように左右に倒したり

捻ったりが均等になれるように訓練することで

姿勢がよくなっていきます。

この様にして

骨を概ねでいいので

一本ずつを感じ取れるようになってくると

技を掛ける時や

突きを打つときに

力が分散しない

効率の良い

背骨のコントロールが

出来るようになってきます。

良い姿勢というのは力んで

身体をピンと張っていることではありません。

しっかりと身体がコントロール出来て

効率よく立てているという事です。

しっかりと良い姿勢を目指してください。

伸筋の使い方では

特に掴むときに

伸筋を使って掴む練習をしました。

伸筋は、

手のひらを正面に向けた状態で立った姿勢で

身体を見ると

身体の後ろ側の筋肉が

ほぼ伸筋だと思ってもらって大丈夫です。

身体を効率よく使うためには

この後ろ側の筋肉、

伸筋を使うことが重要です。

普通、人が手のひらで物を掴むとき

屈筋を使います。

しかしこの屈筋を使い掴む動作をすることで

他の筋肉も

生理的な反射を起こし

屈筋が連動して動きだしてしまいます。

そうなってしまうと

身体はスムーズに動かなくなり

効率よく力が伝達できず

無駄な力が掛かり

相手にこちら側の動きが察知されたり

動きに角が出来ることで

相手の脳がこちら側の動きに

追いついてきてしまいます。

ですから

掴むときにしっかりと

伸筋を使うことで

伸筋の連動を起こし

伸筋で

身体全体を動かしていく必要があります。

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