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tanimura

7/10 浸透する突き


7月10日大人の部の練習

練習内容は

柔軟体操→受け身→ミット練習→

自由ディフェンス練習→

スパーリングでした。

ミット練習では

一見地味ですが

柔らかい突き(水の突き)の

練習をしました。

普通の突きは

足・腰・体幹・肩・腕を連動させて

力強く足が地面を蹴る力で

突きを出します。

この突きは力を使っている感じが

自分的にも見た目的にもあり

突いた感があります。

この突きは

こちらに力みが出てしまう分

相手に悟られやすい突きになったり、

突きが相手に当たった時に

力が相手に浸透せずに

跳ね返されてしまう場合があります。

跳ね返されるのは

こちらに力みが出ているという事で

相手を突くための筋肉だけではなく

反対側の筋肉も

作用してしまっているからです。

例えば

肘を伸ばすための筋肉(上腕三頭筋)を

使いたいのに、

力んでしまうために

肘を曲げる筋肉(上腕二頭筋)が

働いてしまうと

相手に突きが当たった時に

突きが奥まで入っていかずに

跳ね返ってきてしまいます。

これを防ぐためには

力を抜くことです。

ただ力を抜くのではなく

必要な筋肉だけを使い

他の筋肉の力を抜く必要があります。

人は、特に東洋人は

力が入っている感覚を覚えるのは

屈筋に対して感じやすくできています。

ですから

リラックスして力を抜いて

目的の行動をすると

屈筋を使うことなく

目的の行動をしているので

目的の筋肉だけを使うことになります。

良く脱力脱力と言いますが、

本当に力を抜くだけではありません。

必要な筋肉だけを使うために

余計な筋肉を使わないのが

本当の脱力です。

一つも筋肉を使わなければ

身体はもちろん動きません。

余談ですが

西洋人が鋸(のこぎり)を使うときに

押して使う方が

力を使いやすいのと反対に

東洋人は引いて使う方がしっくりきます。

ですから

西洋人はストレート系の突きが得意で

東洋人はフックやアッパー系の突きが

突きやすい体の使い方になっています。

この脱力した突きを練習するためには

イメージが大切です。

硬いもの、強いものに対して

突きの練習をしていると感じてしまうと

ついつい力が入ってしまい

脱力は出来なくなってしまいます。

ミットめがけて突きを出すのですが、

薄い紙が目の前にあって

それを突きで破り

そのまま相手の背骨に触れるような

感覚で突きを打ちます。

そうすることで余計な力みなく

突きを出すことができます。

この突きは相手の表面で

跳ね返されることなく

相手の中に衝撃が入っていきます。

この時に

気を付けなければいけないことは

手首を痛めないようにすることです。

普通は手首を痛めないために

拳をしっかりと握り

手首にしっかりと力を入れて

手首を固めて突きを打ちます。

この打ち方をすると

先ほど説明したように

東洋人は屈筋優位な感覚なので

手首が手のひら側に曲がるような

力の入れ方になり

突いた瞬間に

手首が曲がってしまう人が

ほとんどです。

実は突きをする場合の手首や拳は

ほとんど力を入れずに

手首の骨を真っすぐに使うことで

手首を痛めなくなります。

いきなり強い突きで

この練習をすると

まず痛めます。

軽い突きで脱力しながら

徐々に強く突く練習をしてください。

手首を真っすぐに使うための練習は

他にもありますが、

今回はこれぐらいにしておきます。

スパーリングでは

飛び廻し蹴りを

食らってしまいました。

きょうは上の瞼が腫れあがってます。

結構悔しいです!!

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